Ambivalent and Vague

This page is the only Fan Fic.

Anemone 8

Anemone.png
彼女が微睡む檻

 
 最近、香は気付いたことがある。
 香は夢を見ていた。目に見えるものは全て、輪郭がぼやけている。視界に広がるのは、金色。首だけを動かしたら、自分はその金色に周囲を囲まれているとわかった。香は動く気力もなく、ただその金色を見ていた。
 ───ここは檻なのね。
 香はなぜか、ふとそう思った。
 ここがどこで、自分が動けない理由は一切わからない。香はただそこに佇み、そして目を閉じた。


 次に目を開けたとき、そこは香の部屋だった。
「やだっ、三時間もっ!?」
 鏡台の時計は、七時を示している。夕焼けはもう去り、辺りはもう夜だ。急いで行ったリビングは暗い。撩はまだ帰宅していないようだった。部屋の電気を点け、香は台所へ向かう。
「家に何か残っていたかしら」
 呟きにも焦りが混じる。まだ夕食が作れていないからではない。
 もう少しで作り終えるというところで、撩が帰宅した。
「おかえりなさい」
「ただいま」
「ご飯はもうちょっと待ってて。なんだか疲れてたみたいで、お昼寝しちゃってたから」
 そう言いながら、香は急いで台所へ戻った。撩の顔を見る余裕など、どこにもなかった。
 昼寝もしたはずなのに、その夜も香はぐっすりと寝ていた。





 香はこれまで、こんなにも睡魔に襲われたことなどなかった。自分はどこか、身体を悪くしているのではないだろうか。気になった香は一人、教授の元を訪れた。何か問題があるというのならば、しっかり治すのがパートナーとしての務めだと思ったからだ。
 この日はかずえもおらず、屋敷内にはゆったりとした時間が流れていた。書庫で出迎えた教授と一緒に、簡便な診察室へ向かう。医療用のベッドとサイドテーブルが置いてあるだけのシンプルな部屋だ。さまざまな検査を受け、この日は帰宅した。
 沈黙を後ろめたく思う香は、今日のことを撩に言った方がいいのではないかとも思う。しかし結局、何もわかっていない状態で言えるはずもないし、そもそも撩が耳を傾けてくれるのかという不安もある。漠然とした不安までも撩に話していいものなのかどうか、香はずっと迷っていた。そして、いつも一人で飲み込んでいたのだった。





 数日後、改めて香は教授を訪ねた。診察と検査の結果、問題点は見つからなかった。疲れがたまっているわけではないのに、ではどうして。
「香くんは働き過ぎなんじゃよ。たまにはゆっくり休めばいい。身体が知らせてくれたのかもしれんぞ」
「そうでしょうか。あたしには、これしか出来ることはないから…」
 教授は呆れたように溜息をついた。自尊心が低くなっている香には、これだけでも心臓に悪い。つい身体をびくりとさせ、俯く。
「まったく、どうしようもない」
「そうですね」
 教授とも長い付き合いになってきた。その人が言うのだから、その通りなのだろう。香は自分が情けなくなってきた。


「香くんではない。撩じゃよ、撩」
 意外な言葉に、香は顔を上げた。教授の表情は、まるで見守るように優しい。
「撩が悪いんじゃよ」
「そうでしょうか」
 香には、教授の真意がわからない。その優しさは香を包むようで、少しだけ安心することができた。だから、最近の不思議な夢について話したのかもしれない。金色の中で動けない、あの夢。


「ごめんなさい、こんなことを話して」
「いや、大切なことかもしれんよ。話してくれて、ありがとう」
 教授が軽くうなずくと、香もつられて頭を下げた。
「そんな。あたしこそ、ありがとうございます」
 夢の意味がわかったわけではない。それでも、聞いてもらえたという体験が香の心を軽くした。そんな香の様子を見抜いた教授は、当然の疑問を口にした。
「して、撩には言ったのかの?」
 香はハッとする。本来ならば、この夢の話をしなければならないのは撩だったはずだ。「何か変わったことがあったら、教えてくれ。そうじゃないと、いざというときに判断しにくくなる。これはパートナーとしての約束だ。いいな、香」、撩にはそう言われていたはずなのに、求められていたことが出来ていない。そう気付いた香は、自然と目を伏せた。床を見ても何も解決しないのに、視線はそこしか行き来できない。心の整理がつかないまま、香は呟くしかなかった。
「いえ、まだ」
「言うつもりはない、か」
「こんなことを言われても、撩は困るでしょうし」
 変わったことがあれば教えてくれと言われても、夢は夢でしかなく、現実には影響がないはずだ。撩に言って雑な対応をされるぐらいなら、はじめから言わない方がいいのだ。これまで積み重ねてきた二人の歴史は、絆を深めた一方で、香に癒しがたい傷を残していた。


 次の言葉に困った香は、話す前に淹れておいた緑茶に手を伸ばした。ゴクゴクと喉を大きく動かして飲んでも、今は乾きが残る。
「あやつは、香くんのことなら全て知っておきたいじゃろ」
 教授も茶をすすりながら答えた。当然という響きに、香は疑問を呈する。
「撩に限って、あたしのことなんて」
 パートナーとして必要な情報ならわかる。でも、この夢がそこに入るのかがわからない。香には、どうしても判断がつかなかった。目は伏せたままで、次第に口がへの字になっていく。
「また見たときでいいから、今度は儂ではなく、撩に言ってみんかの」
「それは…」
 撩の足手まといにはなりたくない。ただでさえそうなのに、これ以上負担をかけたくない。負担など、槇村のことだけで十分だ。


「撩に言うのは怖い、か」
 怖いと言われれば、確かにそうなのだろうと思う。撩に意図があったとはいえ、香が傷ついてきたことには変わりがない。周囲の人びとがどんなに「違う」と言っても、過去は変えられない。自分が受けてきた扱いが一番の証拠とは、なんと悲しいことだろう。
「言ったときにどう思われるのか。それが怖いです。くだらない、呆れられたらどうしようって。だったら」
「自分で飲み込んでおく、か。ただ、それも限度がある」
「そうでしょうね」
 怒れるうちはいい。ハンマーを出せるのは、まだ元気で余裕があるという証拠だ。しかしあるときから、ハンマーを出すことすら浮かばず、逃げて声を殺して泣いてしまうのだ。撩に見つからないように、わからないように、これ以上自分が負担にならないようにと、なんとか自分で抱えておくために。


「言ってみなくちゃ、わからんぞ。そして儂が思うに、撩は待っているはずじゃ」
「待ってる…」
「あのベビーフェイスが、ここまで側に置いたのが香くんじゃ。気にしておる、絶対に」
「そう、ですかね」
「そうじゃよ。捻くれたあやつも悪いが、香くんも肝心なところで引っ込めてしまうからのお」
「撩は悪くないです。あたしが…」
 自尊心が低く、どうしても自分のせいにしてしまう香を見て、教授は言い方を変えた。誰が悪いという論では埒があかないし、香は変わることがない。
「その遠慮する優しさを、言える強さに。香くんならできる」
「できるんでしょうか」
 香は眉をひそめた。教授の言わんとしていることはわかるが、自分にできるとは思えない。どうしても疑問形で返してしまう。
「ずっと見てきておるからの。わしはそう思うんじゃよ」
 わかっているからこそ伝えるのだ、そう言われている気がして、香は胸が詰まる思いだ。視界がぼんやりとして、鼻もツンとしてくる。
「ありがとうございます」
 礼を述べる香の声は、少しだけ震えていた。
「香くんは、自分の感覚を信じてよい。そして違和感を持ったら、それを撩に伝えて欲しい」
「違和感?」
「そう。香くんの中に生まれた違和感。しっくりいかないもの。それは撩にとって大切なことじゃから」
 教授の言っていることは、わかるようで掴みきれない。どうして自分の違和感が撩にとって大切なのか、そこがうまく繋がらない。
 とは言っても、と香は思い直す。パートナーなのだから、ちょっとしたことでも話すべきなのだろう、とこの場をまとめることにした。
「わかりました。そうします」
「あぁ。頼んだよ」
 教授は目尻を下げて、にっこりと微笑んだ。


 屋敷を出て行った香を見届けた教授は、にっこりとしわくちゃな顔をスッと真顔に戻す。
「香くんが気付くほど、セイラの時間が増えているということか。…撩、どうするつもりじゃ」
 教授は机上の電話を上げようと手を伸ばした。もう少し、というところで静かに引っ込める。この出来事を言ったところで、毎日一緒にいる撩にとっては目新しい情報でもないのだろう。それに、これは二人の問題なのだからと、そっと二人を見守ることにした。





 翌日、香はいつものように伝言板を見に行った。この日も依頼が書かれることはなかったが、ここ数ヶ月は依頼があったお陰で、経済的に死活問題というわけでもない。なければ、撩との平穏な日々を送ることができる。ただそれだけだ。
「うん、やっぱり、眠い…」
 部屋に戻ると、急に睡魔が襲ってくる。まるで意識が混濁するように世界の輪郭が歪み、渦巻いていく。何とかベッドへ辿り着いた香は、そのまま倒れ込んで寝息を立てた。
 ───そして、彼女が現れた。





 撩は帰宅してそのまま、地下へと身を潜めた。パチンとスイッチを入れると、射撃場が照らし出される。コンクリートで無機質なそこは、蛍光灯の光も相まって寒々しい。だからこそ、気持ちが追いつかない撩にとって、ちょうどいい場所だった。弾を撃ち込んでいなくても、そこは硝煙の独特の匂いがいつも漂っている。
 小さな頃から、この匂いと共に育ってきた。初めて銃を手渡されたときには馴染めなかったそれも、今となっては慣れた匂いであり、撩の歴史でもある。


 戸棚から銃弾が詰まった箱を持ってきた撩は、台にドサッと置いた。
 懐からパイソンを取り出す。流れるように動く腕は、狙いをターゲットに合わせた。狙いを付けたと同時に、撩の指は引鉄を引き寄せた。銃声が続き、六発撃ち終わった場所は、硝煙の匂いが濃くなった。箱から弾を一つ一つ取り出し、ゆっくりとシリンダーに込める。再び狙いをつけたターゲットには、まだ穴が一つだけだった。
 箱の弾が無くなる頃には、ターゲットには美しく穴が空いていた。撩が自在にパイソンを操ることができる、その証拠でもあった。


 最後の銃声が響き、その余韻が広がる。薄れゆく音に水を差したのは、誰かの拍手だった。
「さすがね。これだけの腕があれば、さぞや楽しいでしょうね」
「アパートの中だぞ、ご丁寧に変装か」
 そこにいたのはセイラだった。それまで気配を殺していたセイラも、拍手以降は隠さない。歩けば、カツンカツンと靴音が鳴り響く。見慣れた服装は、今朝見た香そのままだ。動きやすいパンツスタイルとセイラの金髪は、どこかそぐわない。肩からハンドバッグを提げ、撩をじっと見ていた。
「言ったでしょ。あなたにとっては、この方がいいはずなのに」
「意味がわからん」
「わかりたくもないんでしょうね、あなたは」
 セイラは小馬鹿にしたように、フッと笑った。向き合った撩の視線が厳しくなる。それでも、セイラは笑みを崩さなかった。


 突然思いついたように、セイラはハンドバッグに手を伸ばした。いつもなら、そこから出てくるのはコルト・ローマンだ。香の愛銃であり、槇村の形見。そして、撩のパートナーという証でもある。
 セイラが出したのは、コルトガバメント。かつても先日も、撩を狙い撃った銃だ。
「その銃がお好みなんだな、セイラ」
「そう言った覚えはないけれど…。使いやすくはあるわね、何回も撃ってるから。わかってるでしょ、その身体が知ってるものね」
 セイラの白い指は、黒いガバメントを撫でていく。ずっとその銃を相棒としているようで、撩は受け入れがたい。主な意識が誰であれ、その身体は香だ。香が手にするのは、ローマンこそが相応しい。


「ねぇ」
 撩の考えにも構わず、セイラが願いを口にする。
「この銃で撃たせてもらえるかしら。ここ、借りるわね」
 撩の返答など聞くことなく、隣のブースに移動した。ハンドバッグを台に置くと、セイラはスッとターゲットに向けて構える。パイソンともローマンとも違う音が響き、数発を残してやっと鳴り止んだ。ターゲット上には、穴かあちこちに散らばっている。その全ては円におさまっており、半分以上が小さな円の中に集まっていた。
「さすがだな。腕を上げてる」
「あら、あなたが私の…、この子の腕に興味を持つなんて。ほとんど見たこともないくせに、断定するのね」
「見なくてもわかるさ。別に興味がないわけじゃない。出来れば銃なんて使って欲しくないだけだ」
 珍しく心の内を見せる撩に、セイラは首をかしげた。
「それを私に言っても、この子には伝わらないわよ」
「香は知らなくてもいい」
 撩の身勝手な言い分に、セイラの目が険しくなった。
「この子の努力は見る必要がない。そういうわけ」
「そうは言ってない」
「じゃあ、こうしても、あなたは言えるというのかしら」
 銃を台に置いたセイラは、撩に向き直る。険しい目はどこか鎮まっていて、これから何をしようというのか、撩には想像がつかなかった。


 セイラは両手をグッと金髪の中に差し入れ、そのまま上げた。金髪がゆらゆらと揺らめき、セイラの顔を隠している。掌がゆっくりと開くと、接点を無くした金髪はゆっくりと落ちていった。その向こうに現れたのは、見慣れた女。
「撩…」
 目の前の香は、悲しい瞳をしている。意識はセイラだとわかっているのに、そうは思えない自分が拭えない。
「撩、あたしはパートナーでも何でもなかったのね」
 ───目の前はセイラだ。セイラなんだ!
 いくらそう思っても、香の姿がセイラという結論を許さなかった。
「どうしたら、認めてくれるの?」
 台にあった銃を静かに持ち上げ、撩に銃口を向けた。今にも泣きそうな目、何かを堪えているような唇。銃を持つ手は震えている。
「撩、構えて。あたしと勝負して」
「勝負してどうする。俺はおまえを撃ちたくないんだ」
「じゃあ、どうすればいいの? どうすれば、撩はあたしを認めてくれるの?」
 きっとそれは、香がずっと思っていたことなのだろう。撩にとって、香は正真正銘のパートナーだ。本人にはっきりと告げなかっただけで、撩はそう思っている。想いや依頼時のコンビネーションでは通じていても、肝心の言動で振り回されては、香も何を拠り所としていけばいいのか、わからなくなる。撩の狡さからくる行動は、今目の前の事態を引き起こしている原因だ。


 動かない撩に焦れて、香が銃口を自分に向けた。
「ねぇ、あたし、いなくなった方がいい?」
「やめろっ!」
 指先にぐっと力が入るより前に、撩は香に飛びかかった。香は後ろに逃れようとしたが、撩はその前に香の身体を掴み、まずは銃を取り上げる。そのまま大きく放り投げると、コンクリートの床にガチャンと銃が叩き付けられた。腕はそのまま背中へ回り、香を片手で引き寄せる。香はそのまま、腕の中に収まった。
「なんで? なんで邪魔をするの?」
 変わらず、香の声がする。しかし、叩き付けられた銃の音は、撩の思考を明確にした。香が持つのはローマンなのだ。ガバメントではない。
「香、おまえが言うのならば考えるさ。だが、香のふりをするセイラが言うなら別だ。茶番は終わりだ」
「あら、意外と早かったわね」
 香は低く鋭い声になる。腕の中で見上げる目は、セイラのときのように鋭かった。やはり、目の前の女は香ではない。


 撩が腕を緩めると、セイラが撩の胸を押して離れた。寄り添っていた二人は、お互いの温もりを感じなかったし、もう残ってもいない。ただ、近くにいただけだ。抱き寄せたことにも、腕に収まったことにも、二人とも意味を持たせなかった。
 撩は何も言わない。ただじっと、セイラを見続けている。その目はどんな感情も込められていない。
 特に撩の感情を振り回すことに楽しさを覚えていたセイラは、撩の目を見ていると気分が悪くなる。セイラという人ではなく、セイラという人形を見ている。自分の存在を否定されているようで、ここからすぐに離れたくなった。


 くるりと翻し、そのまま扉を目指す。カツカツと靴音が忙しない。手を伸ばした取っ手に冷たさを感じた。
「セイラ」
「なにかしら」
 セイラは振り向かず、チラリと撩に視線を投げた。
「おまえが何を考えていようが、好き勝手にはさせない」
「あなたは好き勝手にしているのに?」
 問いの答えは返ってこない。ただ、敗北による沈黙ではない。セイラに言う必要がないということなのだと、なぜかセイラの頭に浮かんだ。こうなっては、セイラが何を言っても負け犬の遠吠えになってしまう。自分にもプライドがある、とセイラは表情を変えずに出て行った。





 セイラが階段を上がっていくと、気分の悪さが体中に広がってくる。
 今までは確実にセイラが振り回す側だったのに、射撃場で一気に逆転した。セイラ自身は何も変わっていないのだから、変わったのは撩だ。何も言わない男の考えを読むのは難しく、セイラは何も掴めない。
「私を消した二人の絆なんてまやかしに過ぎない、そう突きつけようと思っていたのに」
 それすらも難しくなり、セイラは今後を考える。足だけは別の意思を持ったように動き、気付けば、香の部屋の前にいた。
 そのままドアノブを回して開けると、香の気配が漂う空間が広がる。この気配、そして空気は、セイラとは相容れない。


 香の中に残っていたセイラの欠片は、そのまま静かにひっそりと潜んでいたし、永遠にそこにいるはずだった。それなのに、なぜか時折揺り動かされ、その度に少しずつ意識近くへと浮上する。そんなことを繰り返していると、嫌でも起こされるというものだ。瞬間ながら、セイラは香の身体を操る主体に成り得ていた。最後の一押しは、依頼中に受けた、敵からの催眠術だった。
 自分が揺り動かされた理由も、今ならばわかる。
 香という人間は、苦しくなると、心に空白を作ることで現実をやり過ごそうとする。そこにちょうど居場所をあてがわれたのがセイラだ。撩をはじめとして、香の周囲は皆、セイラが香を乗っ取ったと思っているのだろう。しかし実際は、香が苦しさから逃れるためにセイラを呼んだのだ。セイラへ身体を明け渡すことは、香が抱える苦しみから現実感を奪う。他人事に近い苦しみであれば、何とか抱えられるのだろう。
 香にそうさせたのは、撩の態度だ。気持ちが通じ合っていれば、それだけでいい。そんな風に香は思えなかった。当然のように抱く望みも、撩の前では口に出せないくらい、撩の態度は今までと変わらなかった。期待するから苦しくなる。でも欲を知ってしまえば、無かったことにはできない。


 部屋奥にある鏡台の前に座り、映る姿にセイラは語りかけた。
「香、あなたはどうしたいというのかしら」
 セイラは香の姿のまま、憂えた瞳を自分に向けた。

スポンサーサイト
  1. [ edit ]
  2. Anemone

プロフィール

うーたん

Author:うーたん
好き勝手に書き散らかしておりまする。書いたお話は、まるで千歳飴(どこ切っても同じ)。タニシのようにひっそりと生息中。

最新コメント

最新トラックバック

« 2017 09  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

検索フォーム

The antenna is here.

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム


pagetop