Ambivalent and Vague

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Anemone 9

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金色の遭逢

 
「う、ん…」
 香が目を覚ますと、自分が床に座り、ベッドへ上半身を投げ出していた。また寝てしまったのかと思うと、自分はどうなってしまうのかと心配してしまう。
「あら?」
 近くにはハンドバッグ、部屋の隅には放り出されたコルトローマン。手入れするわけでもないのに、なぜローマンをバッグから出し、しかも雑に扱っているのだろうか。
「どういうこと?」
 立ち上がった香は、しゃがみ込んでローマンを手にする。黒光りするそれには傷という歴史が刻まれ、兄である槇村が付けた傷もあるはずだ。最期もこの銃を手にしていたという。
 香はいつも、この銃を大切にしてきた。兄としての想いも、スイーパーのパートナーとしての思慮も、これを持てば伝わってくるように思えたからだ。兄と共に在る、それを励みにして乗り越えてきたことは少なくない。撩もどれだけこの銃に想いを込めているのかもわかっているつもりだから、なおさらだった。
 そんな自分が、まるで捨てるようにローマンを扱うこと自体がおかしい。もしかしたら、自分が寝ている間に何かあったのではないか。そう思うと、いてもたってもいられず、部屋を飛び出した。ローマンを手にして向かうのは、遙か下の空間だ。裸足のまま、香は息を弾ませて駆け下りた。何故かはわからない。ただ、そうしなければいけないと思っていた。


 射撃場の扉を勢いよく開けると、そこには先客がいた。撩は床に落ちていた銃を拾い、扉の方へ向かってくる。扉が開く音に顔を上げると、撩は目を見開いた。
「か、おり?」
 疑問形の言い方に、香は息が上がっていて気が付かない。自分が向かったそこに撩がいた、それだけで安心できた。
「撩…」
 脱力したように名を呼ぶと、今度は撩がホッとした表情を見せた。
「香」
 持っていた銃を台に置き、撩は扉の横に立っていた香へ近づく。距離が縮まるたびに、撩の口元は笑みを増した気がした。落ち着いて見れば、その変化の理由がよくわからず、香は不思議そうに首をかしげる。慌てた様子の香が射撃場に駆け込んできただけの話だ。何もないはずなのに、撩だけが変わっていく。
「どうした?」
 それを聞きたいのはこっちだ。そう思っても、香は口にできなかった。
「あ…。わ、からないんだけ、ど…」
 言葉は続かない。何をいったらいいのか、わからない。何も考えずに部屋を飛び出してきたが、改めて考えても思考にもやがかかり、答えの手がかりすら掴めない。だから、撩に問われたところで答えられるはずもなかった。そんな困惑が、香の表情には表れていた。
「そうか…。ん? ローマン?」
 香が大切に握っているローマン、撩はそれに気が付いた。じっと見つめ、やはりまた笑みを浮かべる。
 香にはわからない。撩がどうして微笑むのか、それすらもわからない。自分が何をしたかったのかも。
 全て、なにもかもが。
「ず、ずっと使ってきたから、そろそろ手入れしようかなと思って」
「おまえ、手順覚えてるのか?」
「あ…」
 その場で思いついた理由を述べれば、撩はきっちり突いてくる。また問われたとき、香は答えを持たない。
 何もないのに、ここには緊張感が漂っている。足も声も震えるようで、香は怖くなっていた。そんな香を助けたのは、やはり撩だった。
「じゃあ、一緒に手入れすっか。俺もちょうどやろうと思っていたし」
「いいの?」
「ああ。その代わり、ちゃんと俺の指示に従えよ」
「うん、わかった」
 撩の逞しい腕が伸び、銃を扱う繊細な指が香の髪に入り込む。柔らかな髪は撩を包み込むように、さらなる愛撫を強請るようにそよぐ。
「俺が準備するから、ローマンは俺に寄越せ。先にリビングへ行っててくれよ。コーヒーを頼むわ」
「りょうか~い」
 撩の指から伝わる優しさがあるようで、香も笑顔になる。持っていたローマンを撩に渡し、香は射撃場を出て行った。


 残された撩は、手の中のローマンを見つめる。愛しい想いを込めて、無骨な指がそっと触れていく。
「もういいだろ。…なあ、槇村」
 撩がゆっくりと顔を上げる。口元の笑みはそのままで、目は獲物を見つけた猛獣のように鋭い。穏やかな笑みを見せていた男は、もう自らの闇を隠してはいなかった。





 撩がリビングに近づくたび、芳醇なコーヒーの薫りが強くなる。
「お待たせ~」
 道具を持った撩がリビングへ入る。香がちょうどテーブルにコーヒーを置くところだった。
「あ、グッドタイミングね、撩。ちょうど淹れたところだよ」
「よし、まずはコーヒーを飲むか」
 二人は九十度に座る。手を伸ばせば、お互いが届く距離。射撃場で香が感じた緊張感もなく、二人はゆったりとした空気に包まれ、熱いコーヒーを飲んでいる。
 そういえば、と香は思い浮かべる。ぽつぽつと依頼が入っていたこともあるだろうが、ここ最近の撩は時折険しい表情をしていた。香はかける言葉を持たず、ただ撩を見ているだけしかできなかった。香には理由がわからない。最近になるにつれ、その険しさは頻度高くなっていたような気がする。だから、ここまで穏やかな撩を見るのは久し振りなのかもしれなかった。いや、何かを吹っ切れたような、そんなすがすがしさも見て取れる。ただやはり、理由はわからない。


 コーヒーを飲みながらちらりと見ると、撩は目を瞑って飲んでいた。そのまま見つめれば、今度は撩と目が合う。何かを見抜かれたようで、香は視線を逸らした。
「香」
 撩がコトリとカップを置いた。何だろう?と香は、今度こそ撩と視線を交わす。
「香、今度時間あるか?」
「う、うん。依頼ないし、特にすることもないから」
 言っていて悲しいが、本当のことなのだから仕方ない。撩からめったに言われない言葉に、香はドキドキする。ドキドキしすぎて、思わずカップを置いた。
「じゃ、ちょっと付き合え」
 そんなことを言われるとは思っていなかったから、香はぽかーんとしたままだ。
「香、聞いてるか? 俺が声をかけるから、今度一緒に出掛けるぞ」
「い、いいの?」
 撩の言葉が信じられなくて、香はつい確かめてしまう。違うと掌を返すのならば、今すぐ言って欲しい。嬉しいと信じた後に態度を変えられるのは、香にとってきついのだ。今までのことがあるから、正直、すぐには信じられない。でも、本当は願っていたことだから、素直に信じたい。
「信用ねぇなぁ。ま、仕方ねぇけど」
「ねぇ、あたしだよ? 本当にいいの?」
「ああ、もちろん。…だから、泣くな」
 そのとき、香は自分が泣いていることにやっと気が付いた。信じていいのだと後押しされれば、香の胸に湧き上がるのは喜びだ。とはいえ、やはり今までのことは消え去ることがなく、小心者の怯えも残る。たくさんの感情がマーブルのように混ざり合って、香はもう自分を収めきれない。
「あれ、どうして…。おかしいな、嬉しいのに、なんで。やばいな、季節外れの花粉症かな、あはは」
「香…」
 甘えることなく自分で涙を処理しようとする香に、撩は手を伸ばした。撩の指で拭っても、涙はどんどん溢れるばかりだった。





 楽しみとなれば、それがいつなのかと人はときめくものだ。あのときは「今度」という言葉であって、それ以上はない。落ち着いて考えれば、一緒に過ごす可能性を与えられただけで、そこに確実性は見当たらない。
 三日は撩からの誘いという状況に浮き足立った。そこを過ぎて数日、期待はある時に反転する。これまで撩に振り回されてきたという過去が、撩を信じ切るという行為を一つ一つ壊していく。あれから撩から何も言われないのだから、香がどうして消えゆく約束にすがりつけるというのだろう。心の中は「やっぱり」と諦めに浸食される。


 そして、香は眠気に襲われる。あの金色に囲まれる。


 と、そこにカチャリと音がした。「香」と言いながら入った撩は、微睡みに落ちそうな香を見て眉を動かす。ベッドに横たわっていた香の肩に手を置き、荒々しく身体を揺らした。
「香、起きろ。今から行くぞ」
「えっ、あっ、うん」
 香はまだ寝ぼけていて、撩の言葉を飲み込めていない。揺らされたから目を開け、上半身を起こしてボーッとしていた。
「香、わかってるか?」
「うわぁ!」
「なんだよ、おまえ…」
 香を覗き込むように、撩が顔を近づけていた。意識がはっきりした途端、入ってきた映像がそれだ。香は息が止まるかと思った。
「今から行くぞ。つきあえよ」
「わかった。けど、急なのね」
 事前に教えてくれれば、ちゃんと準備をしたのに。約束を待ち焦がれていたからこそ、香はそう思う。好きな人から誘われて飛び出すなら、ちょっとくらいおしゃれをしたい。乙女心は香の中にもあり、願ってもおかしくはないはずだ。
「すまんな。頼んでいたもんの連絡が来たから、すぐにと思ったんだ」
「頼んでいたもの?」
 どうやら、何もなく香を待たせていたのではないらしい。ならば、そう言ってくれればいいではないかと思うも、秘密主義の撩が香に打ち明けることはないのだろう。それが少し寂しく、自分の知らぬところで撩が準備していたことに心が躍る。現金なものだな、と香は自嘲した。


 付き合えと言われて向かったのは、自分たちの庭である歌舞伎町。撩は特に気取ることなく、香と一緒になじみの店へ足を運ぶ。香にとっては、撩のツケを支払うために訪れる場所だ。そのことが頭をちらついて、何となく落ち着かない。その度、ママやマスターが香に声をかけ、心配いらないと優しく伝えていた。
「大丈夫よ。撩ちゃん、今のところツケはゼロだから」
「えっ!?」
 自分がツケを支払った日付を思うと、それはありえない。たまらず撩を見ると、彼は苦笑いをしていた。
「今日のために、教授の頼み事聞いて、それでツケは返してある。そうじゃないと、おまえが楽しめないだろ?」
「そ、それはそうだけど…」
 どうしても、撩の言動に相反する想いを抱いてしまう。だったら、いつもそうしてくれればいいじゃない。そんな支払える術を持っているのなら、普段あたしがやっているのは何? あたしって撩に必要なの? いつもとは違う状況は、ちょっとしたことで香を揺さぶってくる。
「あとでちゃんと説明してやる。だから、今は俺に付き合っておけ。この先、必要なことだから」
「必要なこと?」
「そう。ツケを支払う以外でやりとりするには、な」
 撩の手が伸び、そっと香の頬を撫でる。指が辿った跡は、何かを埋め込まれたように熱い。このまま顔が赤くなってしまうのではないか、香はすぐに俯いた。そんな香を撩は、優しく見つめていた。


 三軒目はキャバクラだ。こんなところまで来るのかと思いつつ付いていくと、二人は個室に通された。テーブルに着いた女の子が撩に渡したのは、赤い紙袋だ。
「撩ちゃん、これでしょ? はい、渡しておくわね」
「サンキュー、助かった」
 赤い紙袋は、名の知れたブランドのものだ。なぜ撩が受け取ったのか、香にはよくわからない。
「もうっ、自分で取りに行けばいいのにぃ」
 女の子は甘ったるい声を出し、撩にしなだれかかる。特段表情を変えることなく、撩は好きにさせていた。複雑な表情で香が見つめていると、撩が苦笑いしている。
「これだって、サービスだからな。商売なんだよ、全てが」
 だから気にするなと言われても、すぐに割り切れるのであれば今まで悩んでいない。どうしてこんな場面を撩が自分に見せるのか、それがよくわからなかった。これはサービス、そして商売。香にだってそれはわかっている。だが、例え撩が彼女たちに恋愛感情を持たなかったとしても、彼女たちの行為に何も感じなかったとしても、その逆はわからないのだ。香が同じことをすれば、撩はどう反応するのか。きっと、好きにはさせてくれないだろう。彼女たちが持っていて、自分には持っていないものとは何なのか、それを考えたくもなる。
 香と少しだけ離れたところで、二人のやりとりは続いている。取り残された香は、出されていた酒に手を付けた。いつも飲まないウイスキーは、かなり薄く作ってもらっても苦かった。まるで今のあたしみたい、と香は何回目かわからない自嘲の笑みを浮かべた。
 撩が女の子の耳元で何かを囁くと、「わかったぁ」と言って席を立った。個室を出る前にくるりと振り返ると、
「香さんっ、うらやましいなぁ。じゃ、二人でごゆっくりね」
と笑顔で言い残した。香はぽかんとしたまま、彼女の退室を見届ける。「うらやましい」と思っていたのは、こっちの方だ。素直に撩へ甘えることができる、そんな彼女たちが本当にうらやましい。この点は、彼女たちと香の違いだろう。


 この薄暗い空間に残されたのは、撩と香、二人だけだ。撩が手招きをするので近寄ると、グイッと腰を抱かれた。
「撩っ!」
 突然のことに香が非難めいて名を呼ぶも、撩は意に介したところがない。先ほど受け取った赤い紙袋を机に出し、中から大きな赤い箱を取り出した。袋に負けず、その箱も深い赤だ。
「香、開けてみろよ」
 赤い箱は香の目の前に置かれる。この中にアクセサリーが入っていることは、容易に想像できた。この箱の大きさなら、指輪でもネックレスでもない。一つのアクセサリーが思い浮かぶも、「そんなはずはない」と思ってしまう自分が悲しい。意を決して箱を開けると、カパッと小気味よい音がした。
「こ、これ…」
 想像通りのアクセサリーが目に入り、むしろ香の頭は混乱した。どうして撩がこれを自分に贈るのか、すぐに理由が見つからない。
 中に入っていたのは、某ブランドが「情熱的な愛を封じ込める」として人気を誇るシリーズだ。特にブレスレットはビスとドライバーがセットであり、ドライバーでビスを締めることでブレスレットが完成する。一度はめれば、外すことは叶わない。
 ブレスレットは二つの輪がビスによりクロスしている作りで、それぞれピンクゴールドとホワイトゴールドの輪だ。ビスを模した模様は、場所によってダイヤモンドが埋め込まれている。アクセサリーに疎い香でも、これが高額なものであるとすぐに想像できた。
「やだっ、こんなの受け取れない!」
「なんでだよ」
「だって、こんな高いもの。それにアクセサリーなんて、付けられるわけないじゃない」
 香はこれまで、チャラチャラした格好をするなという、撩の言いつけを守ってきたのだ。その本人がブレスレットを渡し、約束を反故にしようとしている。そこまでして何が言いたいのか、香にはよくわからない。
「これまで、何もしてやれなかったから」
 真摯な声色が、薄暗い空間の中で聞こえてきた。
「わかってるんだ。おまえがこれまで何をしてきたのか、パートナーとして」
「撩?」
「だから、そのご褒美、かな」
 そう言われながらもっと、香は撩に抱き寄せられる。さっきまで撩の側にいた女の子の香りが付いてようと、気にならない。逞しい胸は今も温かくて、安心出来る場所だ。
「知ってたよ…」
 最後の言葉を耳元で囁かれると、香の目からは涙が流れ出す。香にとって、ブレスレットとして形になった撩の気持ちが、言葉にしてくれたことの嬉しさが。あまりにも急な展開でついていけないし、理解もできない。とにかく泣いてしまうばかりで、言葉など浮かばなかった。言葉にしたくても、話せる状態でもなかった。


 もたれかかっていた香は、その髪を優しく撫でられている。ときにはクシャリと指を挿し入れられ、その心地良さに身を任せていた。ここは前から自分の居場所なのではないかと思えるくらい、撩の腕の中は自然だった。撩の指も胸も熱も、香に馴染み、離れない。
「そういや、出てくる前。おまえ、眠そうだったな。すまん」
「え? ああ、大丈夫だよ。少しだけだから」
 香はふと、教授の言葉を思い出した。撩は香のことを知りたがっている、今度は撩と話してみてほしい、ということだったが、今ならばその約束が果たせるかもしれない。明日になれば恥ずかしさが頂点に達してどこにも行けなくなる可能性はあるが、まず何よりも撩に伝えたい、伝えなければと思っていた。
「ねぇ、撩。あのね?」
 その体勢のまま、香は夢の話をしだした。いつから見ているのか、どんな夢なのか。記憶を辿り話す香を、撩は真剣な表情で聞いていた。
「そうか…。いつから?」
 記憶が定かではないが、だいたいの時期を告げると、撩は少し目を見開き、なぜか頷いた。
「撩?」
「わかった。その夢、また教えてくれ」
 教授の言う通りだった。あのときは半信半疑で聞いていたものの、目の前の撩を見れば、その言葉が正しかったとわかる。撩はこんな夢の話でも受け止めてくれた。目に見える言動で示されれば、いくら香でも疑う余地はない。
「うん、また言うね」
「約束な」
 撩の手に力がこもり、香はさらに腕の中へ閉じ込められる。香を包む温かさが、少しずつ身体の中へとしみこんでいく。
 それは、心の奥底にあった空白に少しずつ降り積もっていった。





 その夜、香はまた夢を見た。それはいつもの、あの金色の夢。
 しかし、今までと違うのは、香に動こうとする意志があることだ。ただその金色を見るだけではない、そこから抜けだそうと立ち上がった。その時点で、香にとってそこはもはや、檻ではない。香は意を決し、その金色に近付いた。手を伸したそこから金色が割れ、外の光が差し込む。出たそこには、見慣れぬ人物がいた。この金色のような、長い髪を持つ女性。俯いていて、その表情はよくわからない。
 香は、その女性こそがこの夢で本当に出逢うべき人物なのだと確信した。
「あなたは、誰?」
 香が問い掛けると、女性はゆっくりと顔を上げた。冷たい光を湛えた、鋭い目。耳には大きな丸い金のイヤリングをつけ、迷彩柄の戦闘服を着ている。
 確かに、こんな格好は見たことがない。こんな化粧をするはずもない。だが、見間違えるはずもない。
「私はセイラ」
 確かに彼女は、見た目は違えども香だった。


「そして、私は……あなたよ」

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うーたん

Author:うーたん
好き勝手に書き散らかしておりまする。書いたお話は、まるで千歳飴(どこ切っても同じ)。タニシのようにひっそりと生息中。

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